今回紹介するのは、ボシュロムから2012年6月に発売された、2週間使い捨てソフトコンタクトレンズのメダリストフレッシュフィットコンフォートモイストです。
眼科で検査員として働いているぼくが、コンタクトレンズのデータはもちろん、実際に眼科で聞いたレンズの評判や口コミを解説していきますので、2週間使い捨てレンズの種類が多過ぎて、どれを選べば良いの?!と困っている方は、これをヒントにご自分に最適のレンズをぜひ見つけてください。
また、メダリストフレッシュフィットコンフォートモイストの通販サイトの価格比較も行っていますので、最安値探しの参考にしてみてください。
メダリストフレッシュフィットコンフォートモイストのおすすめポイント
商品スペックはこちら
商品名 | メダリストフレッシュフィット コンフォートモイスト |
種類 | 2week(近視、遠視) |
素材 | Balafilcon A (シリコーン) |
含水率(%) | 36.0 |
酸素透過率(DK/L) | 91.0 |
ベースカーブ(BC) | 8.60 |
度数(P) | +3.00~-12.00 |
直径(DIA) | 14.0 |
中心厚(T) | 0.07 |
ネット通販おすすめ | ![]() |
備考 | 海外製品名 ピュアビジョン2 |
メダリストフレッシュフィットコンフォートモイストは、アメリカのメーカー・ボシュロムが製造・販売を行っている2週間使い捨てタイプのレンズで、メダリストフレッシュフィットの後継モデルにあたります。
ボシュロムの2週間使い捨てタイプとしては4番目に発売されたレンズですが、3番目からシリコーンハイドロゲル素材が採用されました。
そしてボシュロムの従来製品よりも高い酸素透過率を備えた、メダリストシリーズの中では最高峰のレンズと言えます。
メダリストフレッシュフィットコンフォートモイストの最大の特徴は、レンズ全体の薄型化と丸みを帯びたエッジ形状により、まぶたとの摩擦感を軽減して限り無く裸眼に近い快適さを生み出しているところです。
ラウンドエッジ形状は、レンズ後面=瞳へスムーズに涙液を循環させる効果もあります。
もう一つの特徴は、夜でも視界が滲んだりぼやけず、景色が鮮やかに見える点です。
独自の非球面レンズデザイン「HDオプティクス」を採用する事により、視界のゆがみも軽減されています。
夕方頃になると、急に境界線が滲む、ぼやけてピントが合わない、見えにくくなる…という悩みを持っている方に試してもらいたいレンズです。
夜、色とりどりのイルミネーションがくっきり見えるのは嬉しいですよね。
また、メダリスト フレッシュフィットコンフォートモイストは、2週間交換タイプとしては唯一、素材グループが「グループⅢ(イオン性・低含水)」に分類されているレンズです。
「イオン性」だと、非イオン性レンズと比べて酸素透過性が高く、また「低含水」だとレンズそのものに含まれる水分が少なく乾燥感が出にくい、つまり装用感は割と良くなりやすいといわれています。
その反面、イオン性レンズはマイナスイオンを帯びており、タンパク質などプラスイオンを帯びた汚れを吸着しやすい性質があります。
そこで、メダリスト フレッシュフィットコンフォートモイストには、汚れの付着を防ぐためレンズ表面にプラズマ加工が施されています。
現在競合する商品としては、
- アキュビューオアシス(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
- エアオプティクスプラスハイドラグライド(アルコン)
などでしょうか。
レンズの薄さという点では、エアオプティクスハイドラグライドよりもアキュビューオアシスの方が近い感じがしますが、メダリストフレッシュフィットコンフォートモイストはオアシスに比べると、薄くてもレンズの形をしっかり保ち、表裏も判りやすいので、コンタクトレンズ初心者の方でも安心してご使用いただけると思います。
またフレッシュフィットコンフォートモイストは、アキュビューオアシスと比較して、形が崩れにくいし、表面のヌルヌル感がないので、脱着や取扱いがしやすいという声もよく聞かれます。
メダリストフレッシュフィットコンフォートモイストの口コミから評判を徹底チェック
実際にぼくが眼科で耳にした、メダリスト フレッシュフィットコンフォートモイストの口コミを下にまとめてみました。
装着感には個人差がありますので、同じレンズでも良い評価も悪い評価もありますが、どちらも大事な情報だと思いますので、比較しながら紹介したいと思います。
良い口コミ
- レンズが薄い分、長時間つけていても違和感を感じにくい
- バイクで高速を走っても乾き・かすみ・ゆがみ・ズレなどは起きなかった
- 表面がぬるぬるしていないことと形状も安定しているので取扱いしやすい
悪い口コミ
- 硬くて異物感があり合わなかった
- 柔軟性がないので、こすり洗いがしにくい
口コミでの評判まとめ
ボシュロムのシリコーンハイドロゲルレンズは、ぼくが触ってみても、他の製品と比べて素材が結構硬いという感覚がありました。
実際に眼科でも、人によってはレンズの硬さに不快感や異物感をおぼえる方が多く、別のメーカーをおすすめする事も多々あります。
乾きが気になるという方もいらっしゃいますね。
実は、グループⅢのソフトコンタクトレンズは現在ほとんど存在しません。
理由としては、最近は高い酸素透過率や汚れにくさが重視される傾向にあるからです。
そういった意味では、希少価値のあるレンズかもしれませんし、他のコンタクトレンズではどうしても合わなかったけど、これだけは自分にピッタリフィットする!という方もいらっしゃるかもしれません。
2週間交換レンズと一口で言っても、レンズにはそれぞれ特性・特徴があり、また各個人にもドライアイ、花粉症などのアレルギー持ち、角膜内皮細胞が少ない・・・等々、目の性状が異なります。
ぜひ眼科専門医の検査を受けて、購入を検討しているレンズは必ず試用し、ご自身の目に最も適切なコンタクトレンズを選択してください。
メダリストフレッシュフィットコンフォートモイストの通販価格を比較
ぼくがおすすめするネット通販サイトの価格比較をしておきましょう。
価格は更新されることがありますので、あくまで目安と思ってください。
![]() | ![]() | |
1箱 | 3,180円 (送料800円込) | 3,980円 (送料無料) |
2箱 (3か月) | 5,560円 (送料800円込) | 7,880円 (送料無料) |
4箱 (6か月) | 10,520円 (送料1,000円込) | 15,680円 (送料無料) |
6箱 (9か月) | 15,780円 (送料1,500円込) | |
8箱 (12か月) | 21,040円 (送料2,000円込) | |
メダリストフレッシュフィットコンフォートモイストはあまりコンタクトレンズ専門の通販サイトには取り扱いがありません。
海外製品名「ピュアビジョン2」として上記サイトに取り扱いがありますが、他の2週間交換型と比較してやや割高な感があります。
コストまで含めた評価であれば、他メーカーのレンズの方がいいかもしれませんね。
価格面とレンズ性能で比較するなら、
- アキュビューオアシス(ジョンソンエンドジョンソン)
- バイオフィニティ(クーパービジョン)
- 2WEEKメニコンプレミオ(メニコン)
などを検討してみると良いかと思います。
他メーカーのシリコーンハイドロゲルレンズと比較
現在2週間交換型のレンズでは各メーカーシリコーンハイドロゲル素材がメインとなっています。
昔からのコンタクトレンズユーザーで非シリコーン素材を使っている方はまだまだ多くいますが、これからコンタクトレンズを始めるという方や、種類を変えようと思っているけどまだ決めきれていないという方は、まずは各メーカーのシリコーンハイドロゲル素材のレンズ特徴を把握しておくのもいいのではないでしょうか。
ジョンソンエンドジョンソン
アキュビューオアシス
クーパービジョン
バイオフィニティ
ボシュロム
アクアロックス
メニコン
2WEEKメニコンプレミオ
これから2週間交換型のレンズを合わせるなら上記のレンズあたりから選んであげるのが良いと思います。
選択肢がいくつかあると、思っていたレンズが合わなかった時に変更もしやすいからです。
さいごに
ボシュロムのメダリストフレッシュフィットコンフォートモイストについて紹介してきました。
ボシュロムの使い捨てレンズの歴史は長いので、このメーカーで最新のレンズに種類変更していっている方も多くいます。
ボシュロムはたくさんのレンズの種類があるので、使用者の方の評判も良かったり悪かったりと多くの声を聞きます。
また、現時点では割高にはなりますが、ボシュロムの最新の2週間交換型レンズ、「アクアロックス」もレンズ性能面ではおすすめです。
しばらくはメダリストフレッシュフィットコンフォートモイストがなくなるということはないと思いますが、「アクアロックス」はとても評判が良いレンズなので、ボシュロムユーザーの方や、最新のレンズが好きな方は、切り替えをしていってもいいんじゃないでしょうか。
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