こんばんわ。
ぼくは眼科検査員歴10年以上、コンタクトレンズ販売もしています。
前回、コンタクトレンズのタイプは1dayタイプがオススメということをお話しました。
【使い捨て】1day?2week?コンタクトレンズってどっちがおすすめ?
今回は、1dayタイプを選んだあなたに、オススメのレンズを紹介したいと思います。
と、その前に購入前に必ずしておいて欲しいことがあります。
コンタクトレンズ自体はそれぞれのデザインが違ってくるので、一人ひとりで合う、合わないが変わってきます。
最初はきちんと眼科へ行って、目の調子や、レンズの度数、フィッティングを合わせてもらいましょう。
そこで処方箋をゲットすれば、販売店でもネットでも購入することができます。
それでは、オススメの1dayを紹介していきます。
デイリーズ トータルワン
2018年の時点で、最高峰のレンズではないでしょうか。
特徴は以下の通り、
- すべてのワンデーのなかで今一番の酸素透過率をもっている
- 表面がやわらかい
- 乾きにくい
- 汚れにくい
現場でも、
「一番いいレンズで合わせてくれ」
と言われれば、まず酸素透過率が高いこのレンズを合わせます。
しかし酸素透過率が高いことは、使用者にとってなにか効果を実感することはありません。
少し話がそれてしまいますが、
よく、酸素透過率が高いレンズを使っている方が、
「疲れなくなった」とか、
「乾きにくくなった」
などと、話をされることがありますが、その理由は別のところにあります。
(度数と、素材との相性など)
ぼくたちのからだの細胞は呼吸をすることで酸素を取り入れます。
体中には血管が走っていて、そのなかに含まれる酸素を細胞は取り入れているのですが、黒目をよく見てみてください。
「黒目に血管なんてない」のです。
では、黒目の中の細胞はどのように酸素を取り入れるのか?
それは、大気中と触れあって取り入れているのです。
ということは、コンタクトレンズを装用してしまうと、黒目に壁を作ってしまうことになってしまうんです。
なので、酸素透過率が高いコンタクトレンズというのは、
「より裸眼の状態に近い」ということになります。
でも、裸眼のときでも目が呼吸しているなんて自覚はありませんよね?
結局、酸素透過率は使用感として効果があらわれてくることはないのです。
それでも、この酸素透過率が高いということがいかに重要かはおわかりいただけたのではないでしょうか。
話を戻します。
デイリーズトータルワンは、表面が非常にやわらかく、内面はかための素材です。
これによって、装用感を向上させ(やわらかい)、
それでいて乾いてきてもレンズが変形しにくく汚れにくい(かたい)という特徴をだしています。
実際に使ってみましたが、個人的には非常によいレンズだと思います。
比較的1日中使っていても不快感が出ることなく使用することができました。
デメリットをあげるとすれば、乱視用、遠視用がないということです。
遠近両用レンズは発売されています。
デイリーズトータルワン遠近両用|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
ネット通販価格は
デイリーズトータルワンは、国内のネット通販サイトには取り扱いがありません。
海外発送ですがレンズラボが送料無料でおすすめです。
レンズラボ
両眼 | レンズ代 | 30枚 1箱あたり | 送料 | 合計金額 | |
30枚1箱 | 2,940円 | 無料 | 2,940円 | ||
30枚2箱 | 1か月分 | 5,800円 | 2,900円 | 無料 | 5,800円 |
30枚4箱 | 2か月分 | 11,520円 | 2,880円 | 無料 | 11,520円 |
以前は90枚パックがありましたが、現在は30枚パックのみの取り扱いになっています。
ワンデーアキュビュー オアシス
こちらは圧倒的に国内ユーザーの数の多いメーカー、ジョンソンエンドジョンソンから発売されているワンデーです。
新規患者さんに、「どのメーカー使ってますか?」と聞けば5割以上はこのメーカーです。
メーカーのプロモーションがうまいなぁという感じです。
あと、レンズを合わせていて感じることが、装用感がよいという評価がすごく多い印象があります。
そんなジョンソンエンドジョンソンからでたワンデーアキュビューオアシスですが、特徴としては
- 酸素透過率が高い
- UVカット
- 遠視用もある
トータルワンとの比較になってしまいますが、酸素透過率では負けてしまいます。
それでも他のワンデーと比較すれば2番目の数値になります。
UVカットはトータルワンにはない特徴です。
ジョンソンエンドジョンソンのレンズには昔からUVカットが備わっていて、これをコンタクト選択の第一優先にされる方もたくさんいます。
遠視用規格があることも、トータルワンにはカバーできない特徴になるかと思います。
ジョンソンエンドジョンソンに関しては、メーカーにお客さんがついている印象もありますので、その中で最新のワンデーであればワンデーアキュビューオアシスがおすすめです。
こちらも乱視用や遠近両用はまだ発売されていません。
ワンデーアキュビューオアシス|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
ネット通販価格は
ワンデーアキュビューオアシスは、少し価格が下がってきていますね。
レンズクラスは国内発送であることと、90枚パックの取り扱いがあり、30枚パックと比べて値段が安くなります。
レンズクラス
両眼 | レンズ代 | 30枚 1箱あたり | 送料 | 合計金額 | |
30枚1箱 | 3,670円 | 510円 | 4,180円 | ||
30枚2箱 | 1か月分 | 7,280円 | 3,640円 | 80円 | 7,360円 |
90枚2箱 | 3か月分 | 16,260円 | 2,710円 | 無料 | 16,260円 |
90枚4箱 | 6か月分 | 32,400円 | 2,700円 | 無料 | 32,400円 |
90枚6箱 | 9か月分 | 48,420円 | 2,690円 | 無料 | 48,420円 |
マイデイ
こちらも個人的に好きなレンズです。
クーパービジョンから発売のマイデイ(MyDay)。
まず特徴としては、
- 酸素透過率そこそこの高含水レンズ
- UVカット
- 近視+乱視、遠視に対応
一つ目の特徴が気になりませんか?
今まで紹介してきたレンズはすべてシリコーンハイドロゲルと呼ばれる素材で、ソフトレンズの構成を、
『素材:水分』としたときに、水分が50%以上でできているレンズを高含水レンズ、50%未満を低含水レンズといいます。
シリコーンハイドロゲル素材のレンズは、素材の量が多いほど酸素透過性が高くなることから、低含水レンズでできているのがほとんどなんです。
しかし、低含水レンズの弱点になるのは、
「レンズが硬くなる」ことです。
このマイデイにおいては、そのバランスを考えたのか酸素透過率を抑え、やわらかいレンズを実現しています。
最近ではメニコンからも似たようなレンズがでています。
遠視の方や、近視+乱視のある程度まではカバーできることからもおすすめのひとつになります。
ネット通販価格は
マイデーは、国内の通販サイトでの取り扱いはありません。
海外発送のレンズラボがおすすめです。
レンズラボ (1箱30枚)
両眼 | レンズ代 | 1箱あたり | 送料 | 合計金額 | |
1箱 | 2,940円 | 無料 | 2,940円 | ||
2箱 | 1か月分 | 5,800円 | 2,900円 | 無料 | 5,800円 |
4箱 | 2か月分 | 11,520円 | 2,880円 | 無料 | 11,520円 |
ワンデーアキュビュートゥルーアイ
ジョンソンエンドジョンソンから発売のワンデーアキュビュートゥルーアイ。
シリコーンハイドロゲル素材としてはコスパの良いレンズです。
レンズの特徴は、
- 酸素透過率が高い
- UVカット
- シリコーン素材としては安い
国内初のワンデータイプのシリコーン素材として、長い間酸素透過率トップのレンズでした。
最近では上位のレンズが出てきたため、トップのレンズということではありませんが、その分価格も落ち着いてきたため、素材はこだわりたいけど、レンズ代は安く済ませたいという方にはおすすめです。
現在でも非シリコーンのレンズはたくさんありますので、ワンデー全体をみればまだまだ上位のレンズだと思います。
発売当時は、非シリコーンレンズと比較して素材の硬さから装用の不快感に繋がってしまうケースもあり、切り替えがうまくいかないこともありました。
これからコンタクトレンズを始める方などは、最初はどのレンズを入れても違和感はつきものなので、それならいっそのことシリコーン素材から覚えてしまう方が、高品質なレンズを使えます。
シリコーンレンズとしては古いレンズではありますが、酸素透過率118という数値は現在でも3番目のランクですし、酸素透過率だけならワンデーアキュビューオアシスとわずかに3しか変わりません。
ワンデーアキュビュートゥルーアイ|おすすめポイントと口コミ、通販価格比較まとめ
ネット通販価格は
ワンデーアキュビュートゥルーアイも30枚パックと90枚パックがありますが、下の表の通り、90枚パックになると価格が下がります。
両眼3か月分以上からはだいぶ格安で購入することができます。
レンズクラス
両眼 | 金額 | 30枚 1箱あたり | 送料 | 合計金額 | |
30枚1箱 | 2,290円 | 510円 | 2,800円 | ||
30枚2箱 | 1か月分 | 4,560円 | 2,280円 | 80円 | 4,640円 |
30枚4箱 | 2か月分 | 9,160円 | 2,290円 | 510円 | 9,670円 |
90枚2箱 | 3か月分 | 12,960円 | 2,160円 | 無料 | 12,960円 |
90枚4箱 | 6か月分 | 25,800円 | 2,150円 | 無料 | 25,800円 |
90枚6箱 | 9か月分 | 38,520円 | 2,140円 | 無料 | 38,520円 |
90枚8箱 | 12か月分 | 51,120円 | 2,130円 | 無料 | 51,120円 |
バイオトゥルーワンデー
ボシュロムから発売のバイオトゥルーワンデーを紹介します。
レンズの特徴は、
- シリコーン素材と比べて柔らかい
- UVカット
このレンズはシリコーンハイドロゲル素材ではありません。
それでいて、一般的にいわれる非シリコーンの素材とも異なるハイパージェル素材です。
コンタクトレンズ使用者の方には、シリコーン素材が苦手という方もいます。
今では、シリコーン素材も柔らかさをだしてきているので「シリコーン素材が硬い」という印象が先行してしまっている方もいるのですが、実際にシリコーン素材が合わないという方もいます。
そんな方におすすめなのが、バイオトゥルーワンデーです。
非シリコーン素材のため、酸素透過率は高くはないのですが、酸素流量率という瞳に酸素を届ける量は90%以上と非常に高い素材です。(裸眼時を100%とします)
素材の柔らかさは圧倒的で、含水率78%というのは全ソフトコンタクトレンズのなかでもトップの数値。
水分量の多いレンズは装用感に影響しますから、硬いレンズが苦手な方にはおすすめですね。
またシリコーン素材のレンズ使用者のなかには、長時間使用でレンズが曇りやすいという方もチラホラいます。
全てのシリコーンレンズがということではありませんが、やや脂質の汚れに弱いといわれている為、それが影響してしまう方もいるみたいです。
じゃあ非シリコーンのレンズでどれがいいのってなれば、ぼくは1番にバイオトゥルーワンデーのテストをすすめています。
検査員からみるバイオトゥルーワンデーの評判、ネット通販価格など
ネット通販価格は
レンズモード
両眼 | レンズ代 | 1箱あたり | 送料 | 合計金額 | |
1箱 | 2,380円 | 800円 | 3,180円 | ||
2箱 | 1か月分 | 4,760円 | 2,380円 | 800円 | 5,560円 |
4箱 | 2か月分 | 9,480円 | 2,370円 | 1,200円 | 10,680円 |
8箱 | 4か月分 | 18,920円 | 2,365円 | 2,400円 | 21,320円 |
12箱 | 6か月分 | 28,320円 | 2,360円 | 3,600円 | 31,920円 |
ネット通販ショップについて
今回紹介したレンズはどれも比較的新しいレンズで素材の良さからも自信をもっておすすめできます。
しかし、リアルショップでの販売価格というのはまだまだ高いです。
同じレンズなら安く買いたいと思うのは当然のことだと思うのですが、特に今回紹介した、デイリーズトータルワンやマイデイに関しては国内のネット通販ショップでは取り扱いがありません。
恐らくは、メーカー側からの規制があるからだと思いますが、だからといって全く買えないわけではありません。
上で紹介しているレンズラボというネット通販ショップは、海外拠点で日本国内に輸入してくれるショップなので、国内に取り扱いがないものも取り寄せることができます。
コンタクトレンズはそのほとんどが海外で製造されているものなので、国内で買ってもそれは輸入品です。
海外発送と聞くと不安に思うかもしれませんが、商品の中身は全く変わることはありませんのでご安心ください。
唯一難点としては、発送日数が国内通販ショップよりはかかりますので、購入の際は余裕をもって注文してくださいね。
ワンデー酸素透過率ランキング作成しました
上でお話したレンズ以外にもワンデータイプのコンタクトレンズはたくさんあります。
それぞれに良い所、悪い所があったり、自分に合うか、合わないかもちがいます。
あくまで素材の酸素透過性の違いをランキングしただけではありますが、レンズ選びの参考にしていただければとおもいます。
ワンデーコンタクトレンズ酸素透過率ランキング、ネット通販価格も比較
乱視用、遠近両用のおすすめもあります
今回は、ワンデータイプのいわゆる近視用、遠視用のおすすめを紹介していますが、乱視用を探している方、遠近両用を探している方などもいるかと思います。
1dayか2week、近視用か乱視用、遠近やカラコン、メーカー別とまとめていますのでぜひ見ていってください。
おすすめワンデーのまとめ
レンズの種類選びって難しいですよね。
いくらレンズの評判が良かったとしても自分に合うのか合わないのかはやってみないとわかりません。
だから、ある程度は選択肢をもってまずは眼科へ行って処方してもらいましょう。
もし一番がダメだとしても上記のレンズくらい選択肢があれば大丈夫ではないでしょうか。
コンタクトを使っている人にとっては当たり前の物になっていると思いますが、「見える」ってことはすごく貴重なことであると同時に、コンタクトを目に入れていることはトラブルのリスクを背負っているということをお忘れなく。
コンタクトレンズ通販サイトおすすめランキング