乾かないコンタクトレンズなんてないから乾燥対策には装着液を使おう!

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眼科検査員歴10年以上、コンタクトレンズ販売もしています、あらみずです。

「乾かないコンタクトレンズをください」

コンタクトの受付をしていると一番にコレをいう方がいます。

気持ちが分からないわけではありません。
それが提案できるならぜひしたいものなのですが、

「乾かないコンタクトレンズなんてない」

っていうのが実際のところです。

厳密に言えばハードレンズは乾きません。
というかそもそも素材に水分が0なので乾きようがありません。

問題はソフトレンズです。

ソフトレンズが乾く理由

いま存在するソフトレンズは、素材に対しておよそ30%から70%が水分を含みます。

そんな素材を目のなかに入れて特に何もせずに乾かないわけないですよね。

目を開けている以上、表面から水分が蒸発していきます。

なんなら、ソフトレンズは奪われた水分を涙を吸い上げてその形状を保とうとします。

ということは、

「ソフトレンズは装着するだけで乾きやすい環境を作っている」

ってことなんです。

ソフトレンズが乾くとどうなる?

では、ソフトコンタクトレンズが乾くとどうなるでしょうか。

コンタクトレンズ経験者の方なら、多かれ少なかれ影響を感じていると思いますが、

  • 装着の不快感
  • 見え方のかすみ
  • 見え方のくもり

このあたりが乾燥したときの影響ではないでしょうか。

装着の不快感

ソフトコンタクトレンズは各種類が素材に対して○○%の水分を含んでいて、朝装着するときが一番多くの水分を含んでいる状態です。

装着後は、何もしなければ基本的に目の表面からの水分の蒸発によりレンズが乾いていきます。

レンズから水分がなくなるとどうなるか?

レンズはしぼんで硬くなります。

レンズが変形するということです。

ソフトコンタクトレンズ使用の方なら、目の外でレンズを放置してしまったことはありませんか?
ソフトコンタクトレンズは乾くと半分くらいまでしぼんで硬くなります。
それが目の中で起こるということです。

そんなレンズが目の中にあれば、瞬きをし続けますので、機械的な摩擦が増えます。

症状でいえば、

  • 張り付く
  • ゴロゴロする

ですよね。

見え方のかすみ、くもり

コンタクトレンズは水分がしっかりと保持されていることで、クリアな見え方が得られます。

「水濡れ」ってやつですね。

レンズが乾いてくると、水濡れの悪い状態になります。

そうするとレンズが縮んでシワシワになることをイメージしてもらえればよいと思います。

そんなレンズ越しにみえるものってクリアな感じがしませんよね。

これが「かすみ」です。

また、ワンデー以外のレンズを使っている場合、蓄積している汚れが浮いてきます。

特に目から自然に分泌されているタンパクの汚れは白く変性しますので「くもる」ような見え方になります。

総じて見えにくいってことなんですが、コンタクトレンズが乾いてしまうってことは良い事が全くありません。

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ハードレンズなら乾かないのか

ハードコンタクトレンズもソフトコンタクトレンズも経験されている方なら分かる感覚かもしれませんが、ハードコンタクトレンズの方が乾燥に強いといわれています。

上でもお話したように、ハードコンタクトレンズは素材自体には水分を含まないのでレンズが変形することはありません。

ただし、目の中の涙は乾いていきますのでやっぱり張り付いたり、不快感はでてきます。

ソフトコンタクトレンズと比べればレンズの変形がないぶんマシに感じるということです。

それでも、ココを決め手にハードコンタクトレンズにしているという方も一定数います。

乾かないように予防するしかない

じゃあ乾燥の対してどうしなければいけないかと聞かれれば、それはもう予防するしかありません。

ぼくが質問されたときにお伝えする答えは以下の通り。

  • 気合で涙を出し続ける
  • 外から水分を補充する
  • レンズが乾きにくい状態をつくる

気合で涙をだすっていうのは冗談なんですけど、まあそれができれば解決はできますけどそれは無理ですよねーっていう掴みです。

外から水分を補充する

たぶん、眼科でコンタクトレンズを処方してもらって言われたことがないという方はいないと思いますが、点眼しろってことです。

乾燥の解消を目的とするのであれば、防腐剤の弱い、もしくは防腐剤フリーの使いきりタイプのものがおすすめです。

ビタミンとかクールとかの成分はいりません。

レンズが乾きにくい状態をつくる

最近では使う人も増えてきていますけどまだまだ知らない方も多いかと思いますので、点眼以外での乾燥対策も紹介したいと思います。

これらはコンタクトレンズの装着液なんですが、乾燥を防ぐというよりもレンズにベールをつくってレンズを乾きにくい状態にするという目的で使用します。

期待できる効果としては、

  • レンズ装着時に馴染みやすい
  • レンズから水分が蒸発しにくくなる
  • レンズに汚れを蓄積しにくくなる

先ほども言ったとおりで、レンズにベールをつくるということで、なるべく装用直後の状態を保とうとする、ということです。

使い方は簡単で、装着時にレンズのくぼみに1、2滴たらして装着するだけです。

洗面台など、レンズの横に置いておけば、朝つけるときから乾燥予防をすることができます。

注意点は、上で紹介したロートの商品は、第3類医薬品ということで直接目に点眼することもできますが、メニコンの商品は指定医薬部外品のため、点眼をすることはできません。

メニコンフィットおいては、必ず、レンズの装着前に液をたらすという方法を守ってください。

効果の実感は個人差ありますが、ぼくはメニコンフィットの方が良かったですね。

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さいごに

コンタクトレンズを使っていれば、必ず乾燥の症状はでてくると思います。

症状の大小はあると思いますが、慢性的に乾燥の症状がある方は、レンズの見直しをすることも大事ですが、使い方を見直すことも大事です。

点眼や、装着液など、結局手間をかけてあげなければいけませんが快適にコンタクトレンズを使って頂けるよう、参考にしてみてください。

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